オリジナルのアパレルグッズを販売したい!ブランドを立ち上げるには
デザインに興味がある方なら、一度は「自分が考えたデザインの洋服やグッズを商品化したい」と考えたことがあるのではないでしょうか。この記事では、オリジナルのアパレルグッズを販売する際に行うべき手順や方法を詳しく説明します。ブランド立ち上げに興味がある方も、ぜひチェックしてみてください。
まず売りたい商品を決める
オリジナルのアパレルグッズ販売する際、まずは売りたい商品を決めます。自分が世に出したい商品が具体化した後、すでに似たような商品は販売されてないかを調べてみましょう。
もしその時点で、同じような商品がある場合はどうしたら良いでしょうか。この場合は、デザイン性・機能性など他の商品と差別化できるところがないかを考えたうえで、商品を見直し、オリジナリティのあるものを作るようにします。
ただ、自分の中でこれは「売れそうだ」と思う商品でも、世の中ではそこまで必要とされないこともあるため、世間でのニーズを読むことが必要となります。
また、値段設定も商品が売れるかどうかを決めるポイントのひとつです。値段が高すぎると購入してもらえませんが、安すぎても利益が出ません。そのため、ちょうど良いバランスで値段設定をする必要があります。
値段を決める際には、まず市場調査することがおすすめです。売りたいと思う商品が、世の中ではどのくらいの価格で売られているのか把握しましょう。その後、設定金額の平均を取り、自分の商品はどれくらいの金額に値するかを考えます。
ターゲットを決める
売りたい商品決まったら、ターゲットを設定します。「万人受けする商品を作ればいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。ところが、オールマイティなものは売れにくいのです。「深く・狭く」が商品販売の基本。誰に使って欲しい商品なのかイメージしてみましょう。
ターゲットは、子供でしょうか、大学生や就職したばかりの若い年代でしょうか。それとも、30代、40代の主婦や、あるいは働き盛りのビジネスマンでしょうか。年齢も性別もさまざまです。
ジャンルとしても、ガーリー系だったりシンプルなデザインだったりと色々。対象者を細かく絞って商品を提供すれば、「この商品は私のためにある」と感じてもらいやすくなり、ファンが付きやすい傾向にあるのです。商品を作る際も、実際に使ってくれる人をイメージする方が作りやすくなるでしょう。
ブランド名を考える
ターゲットを設定した後は、ブランド名を考えます。ブランド名を決定したら、気軽に変えることはできません。そのため、慎重に考えてください。
まずは、思いついたものをひたすら紙に書き出してみましょう。書き出した中の、いくつかの言葉を組み合わせることもできます。自分だけの考えではなく、家族や友人に意見を聞くこともおすすめです。アイデアが湧いてくるかもしれません。
また、ブランド名はコンセプトにマッチさせたものが良いでしょう。ブランド名を通して、コンセプトが伝わるようにして下さい。いくつかのブランド名の候補が上がったら、既に使用されているブランド名ではないか確かめます。まずはWEBで検索してみましょう。隈なく探して見つからなかったら、使われていません。
しかし、考えたブランド名が既に使用されている場合は、使用することはできなくなります。ネーミングが被ると、独自ドメインなどが取れないことはもちろん、法的なトラブルに発展することも。まだ登録されていない新しいブランド名を考えましょう。
早めに商標登録する
ブランド名を考えた後は、商品登録です。本格的にオリジナルブランドを展開したい人は、早い段階で商品登録することをおすすめします。商品登録とは、特許省に商標を出願し商標権を取得すること。ブランド名やロゴを他の人が使用しないようにするための重要な手続きです。
もし、商品登録しないとすれば、他の人が自分のブランド名で何かを売ったとしても、法的に権利がないため何もできません。そのため、本気で商品化したい人は早めに行って下さい。
ただし、お試しで販売したいとい人やオリジナル商品ではなくセレクトショップのような立ち位置で始めたい人は、商品登録しなくても良いでしょう。
商品登録する方法は2つあります。1つ目は、自分で行う方法です。最も安くできる手段と言えるでしょう。しかし、調べることが多かったり届け出が必要になったりと時間がかかります。
2つ目は、弁理士さんに依頼する方法です。この場合は費用がかかりますが、自分で手続きをおこなうよりも遥かに楽になるでしょう。商品権は、5年か10年を選択できます。初めての方は、5年の登録がおすすめ。様子を見て伸ばすようにしましょう。
まとめ
オリジナルのアパレルグッズを販売する際には、まずどんな商品を誰に売りたいのかをしっかり練ることからスタートします。ブランド名は、商品のコンセプトを伝える大切なもの。しっかり時間をとって考えましょう。その後、早めに商品登録するならオリジナルグッズの販売準備が整います。一つずつの段階を丁寧に楽しんで販売を開始してくださいね。