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無在庫って何?リスクのないショップ運営をするには?

公開日:2021/09/01  最終更新日:2021/09/22


無在庫という単語をご存知でしょうか。その字面を見れば、「在庫がないこと」という意味であることは容易に想像できると思いますが、有形商品であるアパレルやグッズのショップを運営するうえで、無在庫での経営は実現可能なのでしょうか。今回は無在庫販売のシステムについて解説します。リスクのないショップ運営についても説明します。

無在庫販売とその仕組み

オンライン上でショップを経営すれば、全世界の人に商品を見てもらえる上に、お店の場所を借りる必要もなく、お金をかけずに始められます。ただ、オンラインにしたところでどうしてもついてくる問題は、どれだけ売れるかわからない商品を前もって作っておかなければならないということです。商品が売れて初めて利益が生まれるため、在庫をかかえるということは、先にリスクを負っているということになります。無在庫で無駄のない経営は、まさに理想といえますね。

しかし商品を売る上で、なぜ在庫がなくても商売が成立するのでしょうか。その理由は、プリントオンデマンドと呼ばれる仕組みを利用するからです。

プリントオンデマンドというのは、簡単にいってしまえば受注生産のことです。例として、Tシャツを売っているとしましょう。Tシャツを用意するタイミングは、ショップサイトでお客さんがそのTシャツを注文した後です。

注文を受けてから、Tシャツにプリントを施して商品を完成させるのです。スピーディな販売ができないという欠点はありますが、これならたとえ商品が売れなくても、赤字になることはありません。しかも、売れていない商品はサイトからただ消せばよいだけの話です。柔軟に商品のラインナップも入れ替えられて、人気の商品ばかりを取り揃えられるのです。常にお客さんの需要を反映したショップができるのもまた無在庫販売のメリットといえます。

無料のECサイトを使って在庫を持たずに商品を販売する

プリントオンデマンドの仕組みは大変わかりやすいものですが、そこに至るまでのサイトの立ち上げなどがネックになってきます。ネット素人からすれば、自分の店のサイトなんてどうやって作ればよいか、さっぱりわかりませんよね。

そこでおすすめなのが、無料のECサイトの活用です。ECE-Commerce(イーコマース)の略で、インターネットを介して行われる商品の販売のことです。そういった販売を簡単に行えるサイトが、ECサイトというわけです。ネットショップを始める上でとくに難しい、決済システムやサイトのデザインなどを受け持ってもらえます。かつ、初期費用も月額費用も無料というところもあり、ショップ経営を始めるハードルがかなり下がりますよね。

現在、数多く存在しているECサイトですが、受注販売の仕組みを取れないサイトもあります。せっかく無在庫でショップ経営をしようというのに、受注販売ができないサイトを選んでしまったら元も子もありません。最初にサイトを選ぶ際には、この点に気を付けて探すようにしましょう。

その他の方法

ECサイトを使う以外の方法として、クラウドファンディングを利用するという手もあります。クラウドファンディングといえば、不特定多数の人から資金調達に協力してもらえる手段のことです。流れとしては、自分の計画を発表し、その計画に賛同してくれた人の援助が集まって、計画が実現できるというわけです。購入型のクラウドファンディングであれば、援助をしてもらう代わりに、リターン、つまりお礼の品を渡すことになっています。

ショップの商品をこれに当てはめてみると、まず自分の商品についてプレゼンテーションし、気に入ってくれた人たちから支援を募ります。目標金額が集まった段階で商品を作成し、リターン品として支援者にその商品を送ります。受注生産の流れがしっかり取れていますよね。

この方法の少々弱い点は、誰もがクラウドファンディングを使い慣れているわけではない、ということです。クラウドファンディングにはなかなか手を出しづらい、と感じている人には、商品を見てもらうこともできません。非常に効率のよいやり方ですが、こういった弱点もおさえておきましょう。

さて、ECサイトもクラウドファンディングも、商品の生産や梱包・発送は自分で行わなければいけませんが、その過程も一手に担ってくれる販売サイトも存在します。自分で行うのは商品登録くらいで、かなり手軽にショップ経営ができます。商品づくりが楽しいという方にはちょっと物足りなさがあるかもしれませんね。このように、一口に無在庫販売といっても、さまざまなやり方があります。自分に合うのはどういう方法か、どこまで販売サイトに任せるかという点で決めるのでもよいでしょう。

 

こうして見てみると、リスクを避けてのショップ経営は、意外と難しいものではありません。むしろ在庫を持たない分、シンプルな運営になっています。そのやり方も複数あり、自分がやりたいお店に合うシステムが選べそうです。失敗が怖くて始められなかった方は、無在庫販売も視野に入れてみてください。

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